シロアリ駆除に最適な時期は?予防のタイミングは?シロアリ種類ごとに徹底解説
- 「シロアリの駆除に最適な時期はあるの?」
- 「シロアリ予防に最適な時期を知りたい」
本記事はこんな方に向けてシロアリの種類や地域による最適な時期の違いやシロアリ駆除と予防の最適タイミングの違いなど、日本で木造住宅に住む方全てに知っておいてもらいたいシロアリ駆除、対策の時期・タイミングを解説しています。
シロアリ駆除に適した時期は?
木材がどれほど弱くなってしまうかが良くわかります。
特にからの被害実態や、被害材のモロさは必見。
公益社団法人 日本しろあり対策協会が制作した4分動画です。
木材がどれほど弱くなってしまうかが良くわかります。
特にからの被害実態や、被害材のモロさは必見。
公益社団法人 日本しろあり対策協会が制作した4分動画です。
巣から羽のあるシロアリ(羽アリ)が多数飛び出し(群飛)、オスとメスが対になって、また新しいコロニーをつくります。
種や地域によって多少時期は違うのですが、多くは4月~6月に群飛が見られます。
ですのでこの時期にシロアリが目撃される、発見されることが多いので駆除に適している、駆除せざるをえない時期と言えます。
ヤマトシロアリの駆除に適した時期
北海道北部を除く日本全土に分布するヤマトシロアリ。
西日本では通常4下旬から5月にかけて、東北から北海道にかけては6月に群飛をします。
時間帯は、前日に雨が降った翌日の、暖かく湿度が高い午前10時~12時頃に群飛をします。
イエシロアリの駆除に適した時期
千葉県以西の海岸線の添った温暖な地域及び小笠原諸島に分布するイエシロアリ。
沖縄や小笠原諸島では5月下旬から、その他の地域では6月~7月上旬に群飛をします。
時間帯は、夕方で、該当や電灯によく集まる習性を持ちます。
アメリカカンザイシロアリ・ダイコクシロアリの駆除に適した時期
乾材シロアリであるアメリカカンザイシロアリとダイコクシロアリは一年中不定期に群飛をするため、駆除に適した時期はありません。
アメリカカンザイシロアリは日中、ダイコクシロアリは夕方から夜にかけて群飛をします。
シロアリ予防に適した時期は?
シロアリ予防に適した時期は、強いて言うならば8月~3月です。
駆除は緊急性が高いため、どうしてもこの時期の予防案件は後回しにされてしまうため、群飛がおさまり駆除対応が落ち着いた8月以降、翌3月までに予防は済ますことをオススメします。
羽アリを見つけたら即駆除&床下調査
羽アリ(羽のはえたシロアリ)が飛んでいるのを自宅敷地内で見つけたら、シロアリの巣がすでに自宅敷地内に存在してしまっていることを表します。
この時点床下まで侵入され、食害にあってしまっているのかはまだわかりません。
ですので、一日でも早く駆除と床下の調査をシロアリ対策専門業者に依頼してください。
羽アリを見ないためにシロアリ予防は5年おきに実施がベスト
シロアリ対策は建築基準法で義務付けられているため、新築時には薬剤散布などの処置が取られています。
シロアリ予防は決して安くはありませんが、被害にあえばその対策にかかる費用が甚大ですので、こまめな予防対策が結果として安く済むことになります。
羽アリを見つけてしまった時は、ほとんどの場合、やはりすでに家は被害にあってしまっています。
羽アリに出会うことにないよう、後で後悔することの無いよう、こまめな予防対策をお願いします。
シロアリ対策はなぜ車検のように義務化されないのか
これだけ甚大な被害を及ぼすシロアリ。
車の車検のように定期的な対策が法律で義務化されても良いと思えるのですが、新築時のみ義務化にとどまっています。
これはやはり、車の場合は不備があった時に他人に害を及ぼしてしまうからというのが大きいのだと思います。
片やシロアリは、被害にあうのは自分だけです。(イエシロアリの場合は近隣にも実際は影響を及ぼします)
新築時は義務化したので、あとは自分の身は自分で守れという国の意思表示だと思いますので、定期的な予防対策が必要であるという啓蒙を弊社ももっと力を入れて行っていきたいと思います。
失敗しないシロアリ専門業者の探し方・選び方
シロアリ専門業者も千差万別です。鉄則は1社だけでは判断しないこと。
その提示価格が相場価格と比べて適正範囲なのか1社だけでは素人には判断ができません。
まずは無料の床下調査をしてもらうのですが、その際の所作、自宅への配慮の仕方、調査結果の報告の方法や詳細さを確認してみてください。
シロアリ予防対策の大半は床下での作業で自分でその仕上がりをチェックすることはできません。
極端なことを言えば全く何もしていないものもやりましたと報告されてしまえばわからない可能性があります。
床下調査に来た方が、工事当日も作業者になるケースは非常に稀ではありますが、やはり一事が万事という言葉あるように、ある程度相関があります。
自分の目で信頼に足る業者だと判断する為にも、床下調査時になるべく観察することをオススメします。